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高岡市は、富山県の北西部に位置し、豊かな自然に恵まれ、
長い歴史の中で培われてきた薫り高い文化と伝統 多彩な産業が息づく、
富山県西部の中心都市です。
かつて、この高岡市の伏木の地には、越中国府が置かれ、この地方の政治経済の中心地として栄えました。
越中国守として赴任した歌人大伴家持は天平18年(746)から5年間在任し、雨晴海岸や二上山など
美しい自然・景勝地などを詠んだ220首余りの秀歌を万葉集に残しています。
現在の市街地は、慶長14年(1609)、加賀藩二代藩主前田利長公の築城に伴って開かれ、
このとき、「詩経」の一節「鳳凰鳴けり彼の高き岡に」から「高岡」と名付けられました。
その後、一国一城令によって高岡城は廃城となりましたが、利長を敬慕する利常の努力によって、
武家のまちから商工業を中心とする町人の町へと生まれ変わりました。
今現在も銅器・漆器などの伝統工芸産業をはじめ、
全国シェアの約9割を占める菅笠などの「ものづくりの技」が脈々と息づいています。
さらには、利長公の菩提寺として建立された国宝瑞龍寺をはじめ、
重要文化財の勝興寺や武田家、佐伯家、山町筋、金屋町・吉久などの古い町並み、
高岡古城公園などの歴史的・文化的資産が数多く残されています。
加えて、高岡御車山祭、伏木曳山祭(けんか山)、高岡七夕まつり、つくりもんまつり、
高岡万葉まつりや日本海高岡なべ祭りなどの伝統的な祭りや市民参加型のイベントなども、
市民の熱意により今もなお引き継がれ市民の生活に根づいています。